イーストって何?発酵の仕組み|焼きたてパンを楽しむ!

パンを自宅で作りたいけど材料のイーストって何?イーストとはパン酵母といってパン生地を発酵させるために欠かせないものです。この記事では発酵の仕組みから実際にパンを作るときにオススメのパン酵母をお伝えします。

パン酵母(イースト)とは?

パン酵母の”酵母”とは糖をアルコールと二酸化炭素に分解する微生物のことで、空気中や植物、自然界のあらゆるものに存在しています。この分解はパン作りやお酒を作る上で欠かせません。

その酵母と呼ばれる微生物の中でも製パンに適したものを果実や穀物などから分離し、純粋培養で増やしたものがパン酵母(イースト)と呼ばれています。

イーストの役割

イーストの役割は2つあります。

  • パン生地をふっくらさせること
  • パンの風味をつくること

前文の通り、イーストは糖をアルコールと二酸化炭素(炭酸ガス)に分解します。無数の炭酸ガスが生地をふっくら弾力のあるものにしてくれます。また、アルコールがパンの風味を引き立たせてくれます。

 

イーストを入れ忘れると

パンを作るときにイーストを入れ忘れてしまうと以下のようなことが起こります。

  • 捏ね上がりの際に伸縮性がなくなる(硬い生地が出来上がる)
  • 一次発酵の際に生地が膨らまない
  • 生地の香りを嗅いでもイースト臭がしない

イーストはパン発酵において一番重要です。入れ忘れてしまうとリカバリーが大変になってしまうのでこねる前に確認を忘れないようにしましょう。

イーストと天然酵母の違い

人工的に培養して集めたものをイーストと呼びます。このためイーストは発酵力が強く安定していることが特徴です。

天然酵母は自然の中に付着している菌から培養するため酵母菌以外にも乳酸菌などの菌が混在しています。そのため発酵力はイーストに比べて弱くなりますが風味豊かなパンが出来上がります。

オススメのイースト

イーストにも様々なタイプがありますが、自宅でパン作りするときにオススメなイーストがインスタントドライイーストです。このイーストは基本的に予備発酵が必要なく扱いやすいのが特徴です。

インスタントドライイーストの中でも”赤サフ”と呼ばれる 「サフインスタントドライイースト」が広く使われています。サフでは生地内の糖の配合量が多い場合、耐糖性のある”金サフ”を使うのもオススメです。

 

まとめ

イーストとは自然界に存在する微生物を培養したもので、パン作りに欠かせないものです。入れ忘れると発酵せずに硬いパンになってしまいます。

 

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